スギの花粉は球形で、大きさは約三〇ミクロン(一〇〇〇分の一ミリメートル)あり、乾燥したものの重さは約〇・五〜一・五ぷイクログラムですから、風で舞い上げられて室内に入りこんでくるわけです。ですから、これを防ぐ方法は、家屋内に生息するダニの場合とはまったく逆になります。
(1)窓を開け放さない
雨の日は飛散数がゼロになることもありますが、天気の良い日は風向きが変わってから四〜五時間以内に飛散数がピークに達し、またそれは、十二時から十五〜六時になる傾向があります。
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ですから、少なくともこの間は、窓を開けないほうが良いわけです。
(2)ふとんを日に干さない
ふとんを戸外に出して日干ししている間に、ふとん表面に花粉がついて、寝ている間に、それを吸いこむ恐れがあるからです。またふとんを取り入れる時にも、たたいたり、四〇〜五〇センチメートルの高さから床面に落としたりする時に、花粉が空気中に舞い上がることもありますので、これも注意する必要があります。ただし、三〇ミクロンの大きさなら、紙パックをつけた掃除機で十分集められますから、ふとんを室内に取りこむ前に、表面(両面)から吸引して除去する方法もあります。
(3)空気清浄機の利用
空気清浄機は、カビの胞子のような軽くて、空気中に浮遊する物質を捕集するのには適していますが、花粉のようにカビ胞子よりも重く、強く吹きあげる風がない時には浮遊しにくいものは、捕集しにくいのです。しかし、戸外から入りこんできて、室内の空気中に浮遊している場合には、空気清浄機で捕集できますし、さらに、一旦、床面に落ちた花粉をふとんの上げ降ろしなどで空気をかき回して、再び空気中に浮遊させた時も、空気清浄機を運転しておけば、あるていどの効果を期待できます。