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和室にあえて段差をつけたことで使い方が広がった

2011.11.04

我が家を訪ねた何人かの建築家は、異口同音に「ここは思い切って段差を設けたことで、逆に一体感が出てますね」と語る。床板と同じ高さの和室では、ちょっとうたた寝する気も起きないだろう。ちなみに我が家では、ダイニングのイスも座面が床から40cmになるように足を切って高さをそろえた。でも一番居心地のいいイスは、いまでも和室の縁である。私は2級ヘルパーの資格を持っているのだが、実は40mの段差があると、万が一家族の誰かが車椅子の生活となっても、車椅子から和室にラクに体を移せるというメリットもある。

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> 世田谷区の新築分譲マンション
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段差の部分には、子どもたち3人分の引き出しを設けた。上の子は、そこで宿題もする。和室の縁が勉強机になろうとは考えもしなかった。子どもは大人の想像を超えて、家のあちこちを予想外の使い方で遊ぶ。玄関側から和室への人目には、小さな階段があるのだが、このへこんだ場所は、次男が眠くなったときや泣きたいときに、タオルを持ち込んで好んで身を入れる「隠れ家」でもある。もし「バリアフリーのウソ」にダマされて、フラットフロアのまま和室とダイニングをつなげていたら、この劇場感覚が出ないばかりか、よくあるほとんど使われない一階の客間(和室)になっていたに違いない。